スーパーサイズ・ミー

 映画「スーパーサイズ・ミー」(監督:モーガン・スパーロック)を観てきた。ドキュメンタリー映画という紹介がされていて、まあ実際そうなんだが、私としては「問題提起映画」だなあと思った。
 太りすぎた二人の少女がマクドナルドを訴えたというニュースを聞いたスパーロック監督が自身を実験台にして、マクドナルドのみで一ヶ月を過ごしたらどうなるかを記録した。間にファーストフード関係者や教育機関、アメリカの一般市民へのインタビュー映像が挿入されている。
 何故アメリカが肥満大国なのか。それはファーストフードそのものだけではなく、ファーストフード業界と学校の関わり、学校の給食制度、学校の教育カリキュラム、様々な事象が絡んでいるということがこの映画では描かれている。
 ところで、ネットでこの映画の感想を読むと「マックを一ヶ月続ければ体に悪いの当たり前じゃんこんなバカな実験意味がないよ」という意味のことを書いている人が多くて驚いた。確かにこれはバカな実験だが、ファーストフードと肥満の関連性を調べようとしているんだからスパーロック監督のやりかたは一つの考え方として別に間違っていないと思う。
 バカな実験の経過・結果、様々なインタビュー・調査など、映画は楽しく観られたのだが、ひとつ気になったことがある。少女二人の訴訟を担当した弁護士が「何故この仕事を引き受けたのか?」とインタビューされていたのだが、映画内で弁護士の回答が語られることがなかった。なんでだろう?

「スーパーサイズ・ミー」への1件のフィードバック

  1. 映画「スーパーサイズ・ミー」は政治問題

    映画スーパーサイズ・ミーを観た。モーガンスパーロック監督の社会派映画だ。ストーリーは簡単。30日間、マクドナルドを一日3回食べ続ける。体にどんな影響がある…

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