捜索打ち切り

 1989年8月3日に現場一帯を再捜索し、人骨、毛髪、腕時計、衣類などを見つけた。という記事が載っている。腕時計、毛髪、衣類は男性会社員のものとみられている。人骨に関しては性別不明であり、前に見つかった女性の(ものとされていた)頭蓋骨との関連を調べているとのこと。(1989年8月4日 毎日新聞朝刊27面より)

 そして、1989年8月4日の毎日新聞夕刊に捜索打ち切りの記事が載っている。

「SOS」周辺の捜索打ち切り
 北海道大雪山系旭岳南方の湿原で「SOS」の木文字と人骨などが見つかった事件で、北海道旭川東署は四日午前、1.四回の捜索で可能な限り調べた 2.現場の状況から犯罪性はない-などから、新たな有力情報が出ない限り現場捜索を打ち切ることを決めた。
 同署は三日の捜索で見つかった三十点の人骨、毛髪を旭川医大に鑑定を依頼している。同署は、新事実が判明すれば、その時点で改めて捜索を検討したいとしている。

(1989年7月28日 毎日新聞夕刊13面より)

(1999/11/15)

戻る