アニメ版「あの夏で待ってる」の画集。小諸ロケの話が載っていて、霧島家や学校にもやっぱりモデルがあったということがわかる。そして、この世界の地図は実在の地形を基に多少の改変を加えているとのこと。
小諸フィルムコミッションの仲介で色々と取材を行ったもよう。
The Art of あの夏で待ってる 草薙 I*Chi*Ka 光村推古書院 2012-07-18 |
アニメ版「あの夏で待ってる」の画集。小諸ロケの話が載っていて、霧島家や学校にもやっぱりモデルがあったということがわかる。そして、この世界の地図は実在の地形を基に多少の改変を加えているとのこと。
小諸フィルムコミッションの仲介で色々と取材を行ったもよう。
The Art of あの夏で待ってる 草薙 I*Chi*Ka 光村推古書院 2012-07-18 |
1854年にマレー諸島を訪れ、動植物や地形・気候や現地の人について、探検の様子についてを記した本。博物学や進化論の話はわからなくても探検記として読めるのでよい。
と書きつつも、この本は10年くらい前に買って、少し読んで放置してまた最初から読んで放置して…というのを繰り返していた。最近ようやく読み終えた。下巻はこれから読む。
あと、この本を読むときはマレー諸島近辺の地図があったほうが良い。まあ、Googleマップで充分かと思うけど。
そして今気づいたんだが、ちくま学芸文庫のマレー諸島は上下巻共に絶版っぽい?
マレー諸島―オランウータンと極楽鳥の土地〈上〉 (ちくま学芸文庫) アルフレッド・R. ウォーレス Alfred Russel Wallace 筑摩書房 1993-08 |
グローバルマップル 世界&日本地図帳 (アトラス) 昭文社出版編集部 昭文社 2012-01-20 |
小説版・漫画版共に第一巻の時点ではTV版とほぼ同じ展開。しかし、TV版では描かれなかったところがあって、またTV版をもう一度見直してみようかと思わせる作品。
あの夏で待ってる1 (MF文庫J) 豊川一夏 羽音たらく メディアファクトリー 2012-03-22 |
あの夏で待ってる 1 (電撃コミックス) I*Chi*Ka 毒田 ペパ子 アスキー・メディアワークス 2012-03-27 |
Natural Digital Sound|ノルウェーの風土が生んだ音楽家|ゲイル・イェンセン
Biosphereのアルバム「N-Plants」に関するエピソード。
イェンセンの最新アルバムは今年2月半ばに完成、『N-Plants』というタイトルがつけられていた。インスピレーションとなったのは、日本の原子力発電所だった。アルバム完成から数週後の3月11日、東日本大震災が日本列島を襲い、津波と福島第一原子力発電所のメルトダウンが発生。イェンセンは言葉を失ってしまうほどの衝撃を受けた。
「気味の悪い偶然だった。アルバムは3月に発売予定だったけど、どう考えてもこの時期にリリースするべきではないと思った。それで発売日を延期したんだ。この作品は、原子力ではなく、建築にインスパイアされてつくったもの。70年代初頭に起こった刺激的な事象をモチーフにしたアルバムを制作したかったんだけど、ちょうどその時期に日本の原子力発電所のことを知ったんだ。写真を何枚も見ているうちに、この建物にとても興味を惹かれた。美しいブルーの海、白い砂浜、そして椰子の木が立ち並ぶ場所にある発電所が印象的だったんだ」。
中身はアンビエント・ミュージック。CDパッケージの表紙の裏(?)に日本語で「原子力プラント」と書かれている。そして http://www.world-nuclear.org/info/inf79.html というURLが書かれている。
2012/07/22追記:
Touchレーベルのサイトに、このアルバムについて本人のコメント(英語)がある。
Geir Jenssen writes: “Early February 2011: Decided to make an album inspired by the Japanese post-war economic miracle. While searching for more information I found an old photo of the Mihama nuclear plant. The fact that this futuristic-looking plant was situated in such a beautiful spot so close to the sea made me curious. Are they safe when it comes to earthquakes and tsunamis? Further reading revealed that many of these plants are situated in earthquake-prone areas, some of them are even located next to shores that had been hit in the past by tsunamis.
A photo of Mihama made me narrow down my focus only to Japanese nuclear plants. I wanted to make a soundtrack to some of them, concentrating on the architecture, design and localizations, but also questioning the potential radiation danger (a cooling system being destroyed by a landslide or earthquake, etc). As the head of the Nuclear and Industrial Safety Agency said: “the plants were so well designed that ‘such a situation is practically impossible’.
The album was finished on February 13th. On March 17th I received the following message from a Facebook friend: ‘Geir, some time ago you asked people for a photo of a Japanese nuclear powerplant. Is this going to be the sleeve of your new coming album? But more importantly: how did you actually predict the future? Kind regards, David.'”
二段落目の “As the head of the Nuclear and Industrial Safety Agency said: “the plants were so well designed that ‘such a situation is practically impossible’.” という文章がなんともやりきれない。
N-Plants Biosphere Touch UK 2011-07-05 |
PAPER SKY no.37 (毎日ムック)
毎日新聞社 2011-11-30 |
アデレードからダーウィンまでのオーストラリア大陸縦断記。だだっ広い砂漠、群がるハエ、オパール堀の人たち、キャメルボーイ、食わせものガイド。
いいなー行きてーと思うけど、行ったら大変ですぐにイヤになるんだろうなあ。
熱風大陸―ダーウィンの海をめざして (講談社文庫) 椎名 誠 山本 皓一 講談社 1991-05 |
恐るべき空白 (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース) アラン ムーアヘッド Alan Moorehead 早川書房 2005-04-21 |
届いたのはちょっと前だけどメモ。Hirasawa監視50000秒のレポート、平沢ソロの集大成CD-BOXであるところのHALDYN DOMEの紹介、ステルスマンの遺言、新ボーカルブースの紹介など。
タイトル / サークル名または個人名(または委託先)
2009年の記事だが、椎名誠氏の「望郷シーナスパゲティ」が47ニュースで紹介されていた。ゆであがったパスタにかつおぶし、マヨネーズ、醤油を次々にかけるというもの。
ネットを探してみると、パスタの味付けに関して色々な人が色々な手法を紹介しているし、自分自身もたまに試している。醤油、オリーブオイル、塩こしょう、塩ラーメンの粉末スープ、お茶漬けの素、等々…
色々調理方法はあるのだが、椎名氏の「望郷シーナスパゲティ」はなかなかよい。簡単にできてうまい!というのは大事。
ひるめしのもんだい (文春文庫) 椎名 誠 文藝春秋 1995-08 |
日本で発行された唯一まともなツングースカ本を入手し、読み終えた。
ツングース隕石の謎 (1971年) ポリス・ウロンスキー 中山 一郎 大陸書房 1971 |
古本屋で入手。定価の倍以上の値段や本のかび臭さは想定内だったが、ページの間に、前の持ち主のものと思われる抜いたヒゲや鼻毛が挟まっているのは閉口した。
ツングースカ隕石関係の参考リンク
手軽に世界は変えられません/出来損ないの運動としての大量懲戒請求 – ユウガタ – 断片部
このエントリを見てつらつらと考えたこと。
で、上記のような「社会の雰囲気」「庶民(わらい)のニーズ」を上手にすくい上げて、上手にアピール&パフォーマンスを行って、上手に庶民を煽ると、新感覚報道バラエティー番組や選挙で人気者になれます。で、その人気者が「庶民のニーズ」に実際に応えているのかあるいは「庶民の支持」を背景に「庶民」のクビをじわじわと絞めているのかどうかはいくつかある過去の実例を参照のこと。
こーゆー傾向はここ二十年くらいで更に強まっている、という世界観。
さて、
長嶋監督時代に巨人のヘッドコーチを務めた須藤豊は、人前でも平気で殴る指導者として選手に恐れられていた。
春のキャンプでは練習前に選手を宿舎の食堂に集めて毎朝、ミーティングを行った。緊張感を持たせるため、須藤は注意事項やプロとしての心得を説いた後、選手に質問を投げかけるのが常であった。野球センスの塊だが、飽きっぽい元木大介に対する質問は決まっていた。「継続とは何だ?答えてみろ」。
元木が、「はい、継続とは力なり、です」と答えると、たいていミーティングはお開きで、選手は食堂からぞろぞろと球場へのバスに乗り込むのだった。
しかし、来る日も来る日も「継続とは何だ」としつこく問われ続けた元木は、ある日、「おい、大介!」と問われて、「継続とは……疲れます!」と答えた。ああ殴られる、とみんなが思った瞬間に須藤が漏らした。「うん、確かに疲れるな」。
(「こんな言葉で叱られたい」清武英利 文春新書773 p107-p108)
こんな言葉で叱られたい (文春新書) 清武 英利 文藝春秋 2010-09 |
別に野球の話がしたいわけではない。政権交代が起きた選挙の直前一ヶ月くらいの間、自称「特定の集団に属さず特定の政治思想やイデオロギーを持たない一般の一市民」様が、同じような自称をする人達によって作られたWEBサイトから「特定の政治思想やイデオロギーではない」PDFをDLして、それを大量にプリントアウトしてポスティングするという「特定の政治思想やイデオロギーに基づく政治活動」を行っていた。そのビラを見るに、彼ら彼女らは「日本の危機が危ない!」ということを訴えていたようだが、選挙によって政権交代して以降すっかりその手のビラを見なくなった。日本の危機は去ったのか、それとも彼ら彼女らは、自身の感じている危機感を感じるあまりイギリスに渡米したのか。
継続は疲れるからこそ、お手軽に社会を自分の望む方法に変えたいという欲望は頭をもたげてくるし、そこにつけ込み利用する「人気者」たちも後を絶たない。