「ぼくは眠れない」椎名誠

 著者は長年不眠に悩んでいるそうだ。不眠になったきっかけや、自身の不眠の解決のヒントを書籍文献などにあたってそこで知ったこと、不眠対策の試行錯誤などについて書かれている。「椎名誠 旅する文学館」やインタビューや過去のエッセイで断片的に語られていたことと重複する部分もあるが、不眠に関する経験や思いがこの本ではまとめられている。
 著者の場合、不眠とは上手く付き合っていくしかないという結論になっているようだ。色々調べ試してみた結果、結局はそこに行きついているもよう。

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椎名 誠

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「敏感過ぎる自分を好きになれる本」長沼睦雄

 些細なことに反応してしまう。そんな人はHSP(Highly Sensitive Person)なのかもしれない。HSPは医学的な概念として認められていないらしい。しかしHSPと思われる人は確かにいるように思われる。この本でも「性格や思考のゆがみでは説明できない過剰な敏感さ」と説明されている。
 そんな人は如何に「生きづらさ」に対応していけばいいのか。そのヒントが記されている。「過剰な敏感さ」を利用して支配しようとしてくる人からは距離を置く、などのこと。

「敏感すぎる自分」を好きになれる本 「敏感すぎる自分」を好きになれる本
長沼 睦雄

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