著者は長年不眠に悩んでいるそうだ。不眠になったきっかけや、自身の不眠の解決のヒントを書籍文献などにあたってそこで知ったこと、不眠対策の試行錯誤などについて書かれている。「椎名誠 旅する文学館」やインタビューや過去のエッセイで断片的に語られていたことと重複する部分もあるが、不眠に関する経験や思いがこの本ではまとめられている。
著者の場合、不眠とは上手く付き合っていくしかないという結論になっているようだ。色々調べ試してみた結果、結局はそこに行きついているもよう。
ぼくは眠れない (新潮新書) 椎名 誠 新潮社 2014-11-14 |