遺品

 「SOS」木文字のそばから愛知県の会社員のものと思われる遺品が発見されている。一方、白骨死体となって発見されている女性のものと考えられる遺品が見つかったという記事は毎日新聞の記事からは見られない。
 遺品が公開されたという記事が89年7月27日の毎日新聞朝刊27面に載っています。その記事の一部をまずは引用してみると………

(前略)

文字と人骨の北方約百メートルの地点で見つかったザックは、縦二十七センチ、横二十五センチで灰色。この中には、カセットテープ四本とポータブルラジオカセット▽「山王神社交通安全守護」と書かれた朱色のお守り▽石けん、シャンプー、歯ブラシ、チューブ入り歯みがきなど洗面用具一式が入ったビニール製袋▽プラスチック製の緑色コップ▽「大阪市東○○(文字不明)町、住友生命本社ビル七階、小僧寿司本部」と書かれた薄いビニール袋-があった。

(後略)

(1989年7月27日 毎日新聞朝刊27面より)

 この記事によると、お守りは東京の日枝神社、山形の山王神社、宮崎の山王神社の三カ所で売られているものだという。また、カセットテープは湿っていたが、乾けば再生可能だという警察のコメントが載っていた。テープについてはまた別に詳しく書きたいと思います。

 また、この後の1989年7月28日の毎日新聞夕刊13面の記事に新たに見つかった遺品についての記述がある。新たに見つかった遺品は、

  • カメラの三脚
  • 男物のような左側のバスケットシューズ
  • 1983と書かれたティッシュペーパーの袋
  • グレーっぽい布きれとトレーナーの様な白色布きれ

とある。

(1999/9/28)

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