「AIの不都合な真実」2025年 仏Story Circus制作

 NHK-BSのBS世界のドキュメンタリーで流していたので録画して視聴した。

 AIが正常に動き続けるためには、入力されたデータに関して人力による判定をすることが必要不可欠。しかしそれをする人(データワーカーと呼ばれる)の現状は……という番組。

 「自立型AIであっても人力データ入力に依存している。人の労働の結晶。陰で人が膨大なデータ入力をしてる」という指摘。

 データワーカーは、他にまともな仕事があれば誰もやらないような低賃金。グロ画像やロリペド画像を見せられて精神に異常をきたす。

 データワーカーの低賃金労働を織り込んでAI企業のビジネスモデルが構築されているという指摘。データワーカーを使うのは下請なので非人間的な状況は見て見ぬふり。

 データワーカーが団結し労働組合を組織しようとすると雇用主が圧力をかけてきたり解雇されたりする。

 そしてAI企業が憑りつかれているイデオロギーとしてTESCREALというものが紹介された。(参考

  • トランスヒューマニズム(Transhumanism)
  • エクストロピアニズム(Extropianism)
  • シンギュラリタリアニズム(Singularitarianism)
  • 宇宙主義(Cosmicism)
  • 合理主義(Rationalism)
  • 効果的利他主義(Effective Altruism)
  • 長期主義(Longtermism)

 低賃金と醜悪なコンテンツを見せられて精神を病む人がいるのは問題だが、それはAIや社会の進展からすれば些細なこと、というイデオロギー。

 番組の最後で、AI企業の代表たちがインタビューで語った発言が流れる。この番組を踏まえたうえで改めて聞くと醜悪な意味合いが炙り出される。

 AIの出現は、無償で働いてくれる人が1000億人ある大陸を発見したようなものだ。(ナットフリーマン ミッドジャーニー)

 AIには文明を破壊するポテンシャルがあるが、ターミネーターにはならない。データセンターを出ないからだ。ロボットは手足にすぎない(イーロンマスク)

 仕事を奪い人間の命を狙うかもしれない。だがAIは人類に巨額の利益をもたらすはずだ。(サムアルトマン オープンAI)

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