健全な子供の脳

 極東ブログの2004.07.01エントリー「子どもがキレて何が悪い」を読んで思ったことをつらつらと。
 森センセーや澤口センセーって実はものすごい権力を持っていたのね、とか、違うか、権力者があの2バカの言ったことを真に受けちゃったのかな、だとしたらあの2バカは勝ち組になれたわけだよかったね、とか、「健全な発育」「健やかな成長」って何をもって判断するんだよ、とか色々思ったのだが、まあそんな与太話はいいや。
 冒頭で紹介したエントリーのコメントにもあったのだが、光トポグラフィとMRIが今の流行だから予算が取りやすいとかそんなところなんだろう。
 さて、finalvent氏は「脳の働きは心の働きと共時的な変化の相を示す。しかし、それは因果関係ではない」と書いている。このことについて素人なりに考えてみたい。
 なんらかの心の動きに応じて、脳が特定の動きを示したり、特定の化学物質が出たりすることはあるだろう。また、脳に電極を刺したり薬物を投与したりすることで人間の動きが変わることもあるだろう。ただ、このふたつを以って「心と脳の因果関係」と言ってしまっていいのか。私は懐疑的だ。脳の膨大で複雑な神経網の中に心というものが存在する、という物言いは、とてもそれっぽいし本当にそうなのかもしれない。でもどこか腑に落ちない。
 例えば、授業中席に大人しく座っていることもできず、騒ぎながらうろうろと教室を歩き回っている子供がいたとしよう(今は知らないがこういう子供は大抵「落ち着きがない」と教員に評される)。で、その子を椅子にロープで縛り付けて更に猿轡をかませて、それで「この子の状態が改善されたよかったよかった」なんてことを言い出したら「ふざけてんのかおまえ」と私は叫ぶだろう。
 「腑に落ちない」と書いたのは、つまりそういうこと。体を縛るのと脳を直接触るのとでは違うと言われればそうかもしれない。しかし、脳に薬物投与したり電極を刺したりすることにより人の動きが変わったとして(というか多分変わるだろう)、それで人の心が変わったと言うのはどうなんだろう?
 極東ブログのエントリーで紹介されていた記事を見る限りでは、文部科学省はとりあえず調査をすると書いてあるだけなんで、これで脳をいじるとかそういう話に直結するとは思わないけど。
 まあ、この動きを利用するバカは(まさに前述の2バカとかそれに誑かされたバカとか)出てくるんだろうけどね。
(追記)
 妄想。おそらく「健やかに育っている子」と「キレやすい子」の脳活動の違いをそれらしく分類するんだろう。そして「健やかに育つ子は脳のこの部分が活発に活動しています。この部分の活動を活発にするための子育ての方法はこれこれこうであり、それによって健やかな子供が育ちます」とかそういう方向に持っていくのだろう。何を以って「健やか」と認定するのか私には全くわからないし彼らが言う「健やか」定義の説明を見たこともないけどさ。
 で、相関関係と因果関係をわざとごっちゃにして何か言うつもりなのかなあ。

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