かつてテレビが通った道の再発見

メディア空間にもっと〝分断〟を煽りたい ABEMA Primeプロデューサー・郭晃彰=ノンフィクションライター・石戸諭

 ABEMA Primeプロデューサー・郭晃彰氏に関する記事。「ネットニュースは地上波とどう違うのか、」などについて探っていく記事だそう。

 郭氏は大学卒業後テレビ朝日に入社し、その後Abema TVに転じる。テレビからインターネットに活動の場を移し、両者の違いを体験する。

視聴者が喜ぶのなら、何をやってもよいというのだ。開局の目玉だったニュース番組もまた同様で、企画だけでなく出演者の選定まで、テレビでは考えられないような自由があった。無論、自由を謳歌(おうか)するにも力がいる。

 「視聴者が喜ぶのなら、何をやってもよい」。これ、まさにテレビがかつて通った道そのものでなかなか味わい深い。テレビとインターネットは違うんだ!と進んでいる道が、かつてのテレビが通った道そのもの。

 閉塞感漂う時代に「風穴」をあけることになるのか目が離せない。

 あ、あと、「違い」と「分断」は別物です。

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TVチューナー PIX-DT295W

だいぶ前に買ったものだけど。チューナーはこれを使っている。
地上波も衛星放送も映るはずなんだけど、衛星放送が映る状態の時には地上波が殆ど映らない。
再セットアップすれば地上波を選択できるが、そうすると今度は衛星放送が映らない。

なんだこれ。

PIX-DT295W

ピクセラ ダブル録画対応 Windows向け USB接続 テレビチューナー SeeQVault書き出し対応 PIX-DT295W ピクセラ ダブル録画対応 Windows向け USB接続 テレビチューナー SeeQVault書き出し対応 PIX-DT295W

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http://www.pixela.co.jp/products/tv_capture/pix_dt295/

「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」河野啓

 エベレストで遭難死した栗城史多氏を追った本。

 関係した様々な人へのインタビューが載っている。エベレストに同行したガイド、出身大学の先輩にあたる経営者、占い師、などなど。

 この本で紹介されている、NHKで栗城氏をとりあげた番組について。私もこの番組を見ていた(栗城氏のことはこの番組で初めて知った)のだが、「なんでわざわざエベレストで安い青春ドラマごっこやってるの」という感想を持った。

 「それ、エベレストでやらなくてもいいよね、ずいぶんグロテスクなもん見ちゃったなあ」というのが正直なところだった。

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紅白歌合戦での美空ひばりAI再現

 2019年12月31日のNHK紅白歌合戦で美空ひばりがAIで再現されて「新曲」を披露したそうで。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000706.000019470.html

 で、紅白序盤のほうで「AI歌唱」として美空ひばりが再現される製作過程の紹介VTRが流れていたんだけど、まず思ったのが「美空ひばりは金儲けツールなんだな」といううことだった。あとは「死んで何十年も経ってなおこんな形でいいように利用されてしまうんだな」と。

 そして、天童よしみのインタビューとか、会議室で厳かに作詞する秋元康の姿とか、 そういった絵面がザ・悪趣味グロテスクバラエティショーを強化していて、NHK性格悪いな、よりによってこれを紅白の時間帯にお茶の間に投げ込んでくるのかと最近のテレビショーギョーカイの進歩に唸らされた年末であった。

 ただまあ、それ言い出したら例えば「織田信長の再現肉声」もグロテスクになる筈なんだがそうは思わないよなあ。

急にカネを持つようになった人がお出かけをすると

 日本に来る中国人観光客のマナーが悪い、的な声を聞くとき、「まー急速に経済成長をした(急速にカネを持つようになった)人が余所に出かけるようになると、そう見えてしまったり実際そうだったりすることがあるよね。昔の(今でも?)日本人観光客が海外で評判悪いと言われていたのと同じか」と私は思うんだけど、そうは思わずに「かの国の国民性」とか言い出している人を見ると頭を抱えてしまう。カネ持ってなかった人が急にカネを持つようになれば程度の差はあれそうなるんじゃないのか。
 最近のことしか知らない若い人は言うのは仕方がない面があるにせよ、過去の日本を経験している筈の年寄りが似たようなことを言っているのを見ると、教養とかものを考える力とかいうのは大事で、そういった能力は後から取り返しをつけるのが困難なのかなあと思ってしまう。成長もなく歳の数だけは増えて、そのカウント数だけをもって自分が偉くなったかのように錯覚している、学力や人格が低い年寄りは確かに存在するし、そういう人ってのは自覚や反省する心を持つには既に手遅れだったりするからねえ。
 だいぶ前の話だけど、2008/2/28に放送された、NHKのクローズアップ現代「新興国富裕層が日本を変える」で、日本に来る海外の富裕層の特集をしていた。海外の羽振りのいい人たちが日本でたくさん消費をしてますよ、という冒頭だった。高度経済成長期やバブル期の頃は日本人が海外でこういうことをしていたんだろうな海外の人の目にはこんな風に映っていたのかもしれないなあ、なんてことを思った。
 日本での買い物ツアーにあたり「たくさん買い物するぞー、おー!」って言ってた人たちや、値段の高い料理を食いながら「おいしいでーす」とカメラに向かって言う人、かつての「金満日本人」(って言い方はおかしいか。金満日本人は昔も今も金満日本人だし)のイメージとかぶるよなあ。
 ある程度以上の年齢の人ならそう見るよなあ、と私は思っているのだが、実はそうでもないのかもね。

SEG CLIP GV-SC400の録画データをPSPにエクスポートする時の注意事項

※本エントリの内容が正しいかどうかはわかりません。「自分の場合はこうだった」という個人的なメモです。ご参考にされる際はご注意を。
 USBワンセグチューナー「SEG CLIP GV-SC400」でTV番組を録画したデータは、回数制限付きでPSPにエクスポートすることができる。
 私は元々PSPに付属していた1GBのメモリースティックPRO Duoを使っていたんだけど、容量が不足するので、SanDisk製の8GBメモリースティックPRO Duoを購入した。元のメモリースティックには今までのゲームのセーブデータが入っているので、それを新しいメモリースティックにコピーする必要がある。その上で、録画データを必要に応じてエクスポートして使いたい。
 で、ここでセーブデータ等をコピーする時の注意事項。下記のようにすると、録画データをエクスポートできなくなる。

  1. 元のメモリースティックをPSPに挿した状態で、USBモードでPSPをPCに接続する。
  2. PSPがドライブとして認識される(ここではLドライブとする)ので、Lドライブの内容を丸ごとPCにコピー。
  3. PCとPSPの接続を外して、メモリースティックを新しいものに挿し替えてPSP本体でフォーマット。そしてもう一度USBモードでPCとPSPを接続
  4. PCにコピーしておいた内容の全てを、PSPのドライブ(Lドライブ)に丸ごとコピーする。ゲームのセーブデータはこれで新しいメモリースティックにコピー完了。
  5. その後、GV-SC400の録画データをPSPにエクスポートしようとしても、何故かできない。

 おそらく、Lドライブの内容を丸ごとコピーしたことが良くなかったんだと思う。なので、新しいメモリースティックにコピーするときは、セーブデータのみをコピーするようにする。Lドライブを開くと「PSP」というフォルダがあって、その下にセーブデータが格納されているフォルダがあるので、そのフォルダ以下のデータのみをコピーするようにする。
 その後、GV-SC400の録画データをエクスポートしてみたら、正常にエクスポートができた。

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USB接続ワンセグチューナー買った

 15年くらい前に買ったブラウン管のTVはアマゾンの段ボールに埋もれて今ではTV画面を見ることができなくなっている。電源も何ヶ月入れてないだろうか。もう壊れているのかもしれない。
 まーTVが無くても困らない生活になっているんだけど、面白そうな番組がやっていたとネットで知ることもあるし、たまに観てみたいと思うこともあるので、TV視聴環境を整備しようということで、I-O DATAのUSB接続ワンセグチューナー「SEG CLIP GV-SC400」を購入。
 4GBの記憶領域もあって、そこに録画もできるんだけど、とりあえずは自宅で観れればいいので、デスクトップPCに接続してHDDを録画領域に指定して使っている。TVはちゃんと映ったので一安心。
 ワンセグの画面で、半日くらい先までの番組表があって、それをダブルクリックすると録画のための別窓が開き、OKボタンを押すと録画予約ができるというVHSから比べるとものすごく簡単なインターフェースになっていて驚く。また、手動で時間指定して録画予約もできる。
 録画したファイルは、このチューナーがないと観れない(んだと思う)けど、9回までコピーができる模様。付属ソフトでPSPにコピーができる。本当はiPod touchにコピーしたいんだけど。

 これでまたTVを観るようになるのか、それとも結局観ないのか、どうなるのだろうか。

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利己主義に走るヤツが増えている

 「アメリカから与えられた戦後の教育と称するものは、民主教育と称し、権利や自由平等を強調するあまり、理念なき自由主義や権利意識ばかり強い利己主義者を大量発生させた」というような物言いがある。
 「利己主義者が大量発生」するような状況であるとするなら、それは自由や権利の教育が徹底していない(簡単なところで言えば、他人にも自由や権利はあるんだよ、みたいなこと)が故の結果なのではないかと思うのだが、そうは思わない人が結構いるらしい。
 冒頭のような発言を聞く度に思うのだが、日本国は近代化された社会で成熟した民主主義が定着していると無邪気に(無意識に)信じ込んでいる人が多すぎるのではないか。
 で、「戦後民主主義教育の弊害」ってこういう現象を言うのではないか?戦後民主主義教育の弊害を憂う人はたくさんいるが「戦後日本は社会的に近代化されて成熟した民主主義国家であると思いこんでいる人間が多いが、それは戦後民主主義教育の弊害だ!」って言っている人をあまりみたことがない。

 話は変わって、こないだの土曜深夜にNHK-BSで日本の降伏を扱った番組(フランス製作)をやっていた。番組最後のほうで、敗戦の責任を国民になすりつけようとする日本のマスコミがいたということが軽くナレーションで触れられていた。曰く、戦争で大変な時に国民は利己主義に徹し云々と。
 思わず苦笑してしまった。今も昔もいるのねこういう奴。あと、このマスコミの言葉を借りると、民主主義にも個人主義にも毒されていない筈の戦前戦中世代も利己主義に徹していたそうなので、頭の悪いボケ老人がほざいている寝言はやっぱり寝言なんだなあと思った。
 戦争に負けたり社会が悪くなっているのは利己主義者が増えているからなんですって。

5月16日のNスペ

 5月16日のNHKスペシャル『「疾走ロボットカー」先端メカが爆走▽頭脳集結!砂漠の大レース・戦場の革命』を観た。
http://tv.starcat.co.jp/channel/tvprogram/0432200405162100.html
 アメリカ国防総省主催の無人自動車レース。その目的は、戦場に投入できる無人車両開発推進のため。放送序盤にNHKアナが「これは物議を醸し出しそうなことではあるが」と言っていたが、私は「おーすげーすげー自動運転だーすげー」と思いながら観ていた。
 しかし、番組後半であった「自動運転が実現されれば輸送車両の隊列を組むときに先頭車両を一人に運転させて後続の車両は自動運転で済む」という意味のコメントを聞いたときには「おいおい、その『一人』の人間は誰を選ぶんだよ」なんてことを思ったが。確かに数字上の兵士の損失リスクという意味では正しいけどさ。
 それと、航空機の自動操縦の技術って進んでいるのな。自動操縦の偵察機にミサイル積んで爆撃できるのかー。
 今までは、兵器の自動操縦(戦場に人間がどんどんいなくなる→最終的には戦場に人間がいなくなる?)が進んでいくと「んじゃー結局は戦争そのものが人の生死の関係ないゲームになるんじゃん」なんてことを思っていたのだが、よくよく考えてみると(考えなくても)、んなことはねーよなー、なんてことを思った。NHKアナの言っていた「無人操縦を実現することで人的損失がなくなれば、戦争をすることへの抑止がなくなる」という指摘は、恥ずかしながら自分は考えていなかった。単純に機械対機械になるわけじゃねーよなー。技術の進展には地域差があるんだし。
 技術的にはとても面白いテーマであって、ものすごくワクワクする話題ではあるんだけど(レース会場のギャラリーの盛り上がりや、技術者の嬉しそうな語りはものすごく理解できる)、色々と物議を醸し出す話題だよなー。
 個人的には、オートバイの自動操縦に個人レベルで(!)挑んでいたDB技術者が印象に残った。
 このNスペについては、ここで概要がまとめられている。
http://d.hatena.ne.jp/fake-jizo/20040517