「子供産んで子育てすること以上に自分を成長させてくれて社会にも貢献できる仕事ってあるんだろうか?」

 以下のようなツイートを見かけた。

怒る人いそうだけど、子供産んで子育てすること以上に自分を成長させてくれて社会にも貢献できる仕事ってあるんだろうか?妊娠出産でキャリアが…とか言ってる人見たらいつも思うんだよ。人間が普通に働いて達成できることなんて超大した事ないよ。

 これを見て、IIJ会長鈴木幸一が2021年3月に日経新聞の連載記事で「女性が昔ながらの主婦業を徹底して追求した方が、難しい仕事だし、人間としての価値も高いし、日本の将来にとっても、はるかに重要なことではないか」と書いたことを思い出した。

 さて、冒頭のツイートをしたかたは続けてこうツイートした。

これに反対する反応も思った通りたくさんあるんだけど、どれも頓珍漢なんだよな。「仕事でも成長できる」「仕事でも社会に貢献できる」って、それって自分でそう思ってるだけなんだよ。みんなが独りよがりのそんなこと言ってるから、文明が消え去りそうになってるんだよ。

 このかたの考え方を採ると、「子供産んで子育てすること以上に自分を成長させてくれて社会にも貢献できる仕事ってあるんだろうか?」という意見だって「自分でそう思ってるだけ」「独りよがり」となるのだが気づかないのだろうか?と、素朴な疑問を持った。

 なお、冒頭のツイートをされたかたは「専業主婦飼ってる身」だそうです。念のため言っておきますが私が言っているのではありません。ご本人がそう仰っています。

このひと専業主婦の妻に育児やらせながら育児マウントしてる感じなのか…。「専業主婦飼ってる」って言葉もすげえし大した人間的成長だわ
育児に限らずケアの経験が人を成長させることはあると思うけど、ケア役割を専業主婦の妻に担わせながら親になっただけで自分が上等な人間になったつもりでいる父親の中で育ってるのは傲慢さだけだろ

 「親になっただけで自分が上等な人間になったつもりでいる父親の中で育ってるのは傲慢さだけ」まさにその通りだと思った。

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