WordPress for iPhone から投稿

投稿テスト。

追記:
 ちょっと前にWordPress for iPhone(FAQ)を試してみたのだが、設定画面で警告が出てセッティングができなかった。WordPressの設定画面で「WordPress、 Movable Type、 MetaWeblog および Blogger XML-RPC 投稿プロトコルを有効にする」にチェックを入れているのに。
 訳がわからなくてしばらく放置していて、今日またふと思い立ってちょっと検索してみたら似たような状況にある人を発見。で、これを元に自分の状況がどうかチェックしてみた。

 私の場合、生成したページのソースにあるべき記述はあった。なのでデフォルトのテーマにしてWordPress for iPhoneの設定をしてみたらあっさり設定ができた。なんじゃそれ。そしてその後テーマをwp.Vicuna 1.5.7に戻した上でWordPress for iPhoneから投稿をしてみたら正常に投稿された。
 Vicunaに原因があるのか?と思ったが具体的にどこに原因があるのかはわからない。

手帳を買う

 来年(2009年)用の手帳として、「超」整理手帳を購入した。「超」整理手帳は2006年から使っているのだが、実は最近はほとんど使っていない。というか2008年分には今のところ何も書き込んでいない。
 自分の場合、webサービス上にあるカレンダで大抵のことは足りてしまう。システムにアクセスできない環境にいるときにはカレンダが参照できなくて困ることもあるが、頻度で言ったらほとんどない。極端な話、そういう時の対策は紙の切れ端にメモしておけば充分だったりする。もちろん、手帳を常に手元に置き、適宜予定をシステムに記録すると同時に手帳にもメモしておけば完璧というか安心できるというのはあるけど、面倒なこともあってすっかりそういうこともしなくなった。
 ただ、手帳の使用機会が完全になくなったかといえば、そういうこともないんだろうな。スケジュール管理はしなくても、単なるメモや落書き帳としての手帳の利用機会はやっぱりあると思う(ここ一年以上やっていないわけだけど)。ふと思ったことやここで金をいくら使ったとかの一時的なメモとして。
 ただの一時的なメモ用途であれば、「超」整理手帳でなくともいいんだけど、ただ「超」整理手帳はA4サイズの紙を折り曲げて収納するのに適していて、これが自分には結構便利なので今後もしばらくは「超」整理手帳を買うのだろうなと思う。
 「超」整理手帳は今年はスケジュール帳としては使っていないのだが、夏の台湾旅行では重宝した。事前に調べたことや緊急連絡先一覧や買い物メモをA4の紙に印刷して折り曲げて収納して持っていった。また、todo listやidea memoは現地での支出メモや記録メモ、筆談ツールとして利用した。

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閉塞感とか生きることとか

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 田舎社会の、あるいは日本社会の閉塞感なんてことが色々なところで語られ、自分もたまに語ったり考えたりする。
 昔は自分の社会が閉塞的であるとか考えていなかったように記憶している。色々と嫌なこと辛いことはあったけど、それを地域社会の閉塞感に結びつけるようなことはなかった。色々なことをよくわかってなかったし余所の地域のことなんて知らなかったし、閉塞的って概念が無かったんだと思う。
 今は、田舎社会の閉塞感がどうだとかそんなことを思うようになっている。それは田舎以外の社会状況等色々なことを知って、ものの見え方が変わったからなのかもしれない。別に閉塞感を知らないままに田舎で十分に生きていけたのかもしれない。

 自分が生きることについても、先のことは何もわかんないし常にうすぼんやりとした不安や希望がある。良くない方向には未来が確定しているように見えてしまい、良い方向に希望を持つことは結構難しい。

 人生を前向きにがんばろう!とかそういう紋切り型の物言いに対しては冷ややかな感情が湧き出てくるし、実際胡散臭いヤツらが他人を食い物にするためにそういう言葉を囁きかけてくるのであるが、そういった紋切り型の物言いってのはそれはそれで立派に存在価値があるんだなあ、ということを思うようになってきた。そう思わなければやってられない、ってのもあるのかもしれないが。

 まあ世の中って色々生きづらい要素はあるし、人生の不安についても尽きることがないよね、ということに対して登場人物たちが悩み苦しみ行動して、生きるってなんなんだろうね、ということに関して登場人物の口から色々なことが語られ、色々とあがき動き回る。ああ「青春小説」だなあ。

年初に立てた目標の達成おめでとうございます

 十日菊とももさんが「さて 2008/1/28の日記にて、ケコーンしてくれる人を探そう、という抱負をあげましたが、実は本日婚姻届を出してきますた。まあ結構早かったんじゃないかなと思っています」とのこと。九ヶ月せずに目標達成という電光石火っぷりにも関わらずこの余裕。
 ことの顛末の詳細を楽しみに待っておりますおめでとうございます。

経営の未来

 企業を取り巻く状況が急激に変わっているので経営の革新が必要ですよ。下っ端も含めた従業員全体に自由にアイディアを出させてそれを民主主義と市場で絞り込むってのはどう?という内容。いかにもアメリカ人的だなあと思った。民主主義と市場は正しい、という前提。市場や民主主義が正常に機能するには前提条件があるということを読む側は忘れないように。この本とは直接関係ないけどクラウドソーシングについてもそう。
 やたらテンション高く前向きに語っているところ、そして新たな世界は希望がある一方で別の厳しさもある、というあたりが梅田望夫「ウェブ時代をゆく」を彷彿とさせる。そういえば二人ともコンサル屋さんでアメリカの人か。
 「別の厳しさ」(当たり前のことでもあるんだけど)というのは、例えば従業員のアイディアが1000個あったら、その中で検討に値するのは100で投資に値するのは10で儲かるのはあってせいぜい2,3個、でもその2,3個を最初から特定するのは無理、とかそういうの。「群衆の叡智」ってのもそうなんだろうなあ。経営者や従業員が99%以上のゴミに耐えられるのかどうか。ゴミの山から宝をどうやって見つけ出すのか。
 もうひとつ感じた「別の厳しさ」は、従業員の力を効果的に使う実例(有機食品スーパーとかゴアテックスとか)が書かれていて、こりゃ経営的にはいいし楽しい人には楽しいんだろうけど人間の消耗が激しくなるだろうな、と思った。日本で言うとトヨタ的に。人間のアイディアを根こそぎ搾り取っているわけだからね。企業活動ってのはそういうレベルにまで行きつつあるんだなあという感慨。この本にあるような経営革新が進んだら、次はその辺が大きな問題になるんじゃないか。

 最近のこの手の本の常道としてGoogle社の話が出てくるんだけど、あの会社は所謂「Aクラス」の人しか採らないようにしている。最初からAクラスの人だけで物事を進められるような仕組みを構築しているということだ。そうではない会社の人間が「Aクラスだけ集めたらプロジェクトがスムーズに進みました」なんて得意気に言ってもあまり意味がない。大抵の人間は、Aクラスばかりでない他人あるいは自分をどう使って効率よく物事を進めるかという縛りからは逃れられない。
 限られた権限しか持たない人がイノベーションをするための実践例が参考になる。小規模に影響の少ないところから始めて効果を出し、全体に展開していくという実例。

 ここからは本の内容とは直接関係ない話。Aクラスの人しか採らないというあたりの話で頭に浮かんだこと。

 『能力の低い人を集団に入れると全体に悪影響をもたらすという所謂「腐ったミカン」的な考えってのは何なんだろう。一人の腐ったミカンが原因で集団全体が腐るとしたら、それは集団構成員各々の自助努力が足りないというか、結局腐りやすい性質を構成員一人一人が持っているということなんだよね。まさに構成員の自己責任。ポジティブさや人間力が足りない!ってこと。腐ったミカンをきれいにするくらいのポジティブさを持って欲しいね。』

みたいなことを言い出す人をもっと見かけてもいいように思うんだけど案外見かけないのが不思議。

経営の未来 経営の未来
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台湾旅行雑感

 事前準備も含む今回の旅行全般で感じたことをメモ。

  • 両替
  •  両替は、日本国内でやらないほうがいい。日本国内の大都市にはワールドカレンシーショップがあり、日本の空港にも両替所があるけど、そこで両替するくらいなら桃園国際空港にある台湾銀行の窓口で両替した方がいい。台北市内の銀行やホテル、ガイド経由での両替は試していないのでわからない。

  • 必要な / あったほうがいい荷物
    • コンビニ袋
    •  台湾のコンビニはレジ袋が有料。荷物ケースの緩衝材、使用済みの衣類やお土産品をまとめるのにも重宝。

    • 洗面用具
    •  ホテル備え付けのものを使えるなら不要だけど、そういうのを使いたくない人は持っていこう。コンビニで調達できるかもだけどそこまで見てなかった。

    • マスク、イソジン
    •  ホテルの部屋が埃っぽいかも。あと、街は交通量が多いので喉を痛めるので注意。これもコンビニで調達できるかもだけどそこまで見てない。私はのど飴をコンビニで調達した。

台湾旅行出境帰国篇

 朝4時半くらいに起きて、忘れ物がないかチェックして、自分でチェックアウト手続き。ビールの件について再度説明し、前日フロントに電話したときにも言われていたが結局こっちの支払いはナシ。ホテルの玄関でガイドさんと合流し、向こうの準備した車で桃園国際空港へ。車中でガイドさんに台湾ドルの両替について聞かれるが、必要なしと答える。台湾ドルはそれなりに残っているのだが、これは次回(いつになるかわからんけど)にとっておこう。
 空港に着き、ガイドさんがチェックインと荷物を預ける手続きを行う。自分でこれをやるのは無理かなあと思った(でも英語なら通じるのかな?英語でも自分でやるのは困難だけど)。ガイドさんに「席は窓側通路側どっちがいい?」と聞かれたので窓側でお願いした。預けた荷物がX線検査を通って完了するまでガイドさんと雑談。「台風のニュースで、台風の予報が当たらずに予報の責任者が責任を問われているってニュースがありましたね?」と聞いてみると、そうですねそういうニュースありましたね、という答え。ガイドさん曰く「台湾は気象データを採る場所が少ないので天気予報の精度は日本と比べて悪い」とのこと。荷物が通過したのを見届けてガイドさんと別れる。公共スペースにいて無用なトラブルに巻き込まれても面倒なので、即ゲートを通って出境手続きへ向かう。
 免税の手続きは無し。ボディーチェックで何故か引っかかる(日本で使っている磁気定期券か?)が無事通過。出境手続きでパスポートにハンコが押され、あとは飛行機に乗るのみ。といいつつも時間があるので牛肉麺を食べたり免税店でお土産お菓子を買ったり、アミ族のCDを買ったり。無料ネットコーナーでは周りでノートPCを広げてホットスポットを利用している人多数。俺も次からはW-ZERO3の端末を持ち込んで試してみようかな。
 予定通り飛行機は出発。機内で何故か胃に違和感が。それも食あたりとかではなく、空腹になると感じる気分の悪さ。さっき空港でメシ食ったじゃん。なんとか我慢してやりすごす。機内食の時に「ミルク」と言ったらビールが出てきて驚愕。ビールを飲んだ後であらためて牛乳パックを指さして「ミルク」と言ってミルクにありつく。いつのまにか胃の違和感も消えていた。

 無事日本到着。入国審査で「観光ですか」「はいそうです」というやりとりをして無事入国。荷物を受け取り、「携帯品・別送品申告書」という黄色いカードを提出。これは平成19年7月以降全ての入国者に提出が義務づけられているとのこと。今回は事前に旅行代理店に記入してもらっていた(有料)のでそれを提出。預けた荷物の控えの半券(BAGGAGE CLAIM TAG)はここでも回収されず。
 台湾は蒸し暑かったので、日本に帰れば涼しいだろうと思っていたが帰ってみたら日本は梅雨が明けて猛暑が始まっていたので帰国後も暑かった。そのまま帰宅してバタンキュー。おつかれさまでした。
 今回の旅行で感じたことやTIPS的なことについて書き足りないことはまた機会を見て別エントリでつらつらと書いていきたい。

台湾旅行國父篇

 起きて朝食をとって部屋に戻ってテレビを見ると、この日も天気予報は雨。で、傘を持って表に出てみると晴天。なんじゃそれ。まずは中正紀念堂へ。でかい広場にでかい建物があって蒋介石(蒋中正)の銅像が。そして広場では何かのイベントが行われていた。
 そして次にMRTを乗り継いで台北アリーナへ。空港からホテルに向かう時ガイドさんに台湾プロ野球のレプリカユニフォームを買いたいんだけど、と話したときにこの辺に行けばあるかもよ、ということだったので。実際にはアリーナ内の店は殆ど全てシャッターが降りていたのでガックリ。近くにあるショッピングモールにも行ってみたが収穫なし。
 成果無しのまま次は市政府駅から台北101へ。地下一階の食事モールがやたら混んでた。ビルの展望台に上る。ボディチェックやら荷物チェックがある。バカみたいに速いエレベーターに乗り展望台へ行き景色を眺めて帰る。晴れてて良かった。
 台北101を後にして徒歩で誠品書店へ。台風が通過した影響かちょっと強い風が吹いていてちょっと爽やか。台湾のプロ野球雑誌「職業棒球」第316期を購入。オリンピック特集で日本や韓国チームの記事もあった。また、CD売り場で林強のInsects Awaken他のCDを購入。台湾の書店では客が床に座り込んで本を読んでいる。他の客も店員も何も言わずに普通の光景になっている。

 そして次は國父紀念館へ。ここもでかい広場とでかい建物。その中に國父孫文(孫中山)の銅像が。ここには衛兵がついていて、私が中に入った時がまさに衛兵交代の途中だった。
 夕方になり、体力の衰えを感じつつホテルに戻る。昨日無くなっていたビールについて請求書が置いてあった。フロントに電話して、自分は何も手をつけていない旨を説明。
 さて、明日早朝帰国なのだが、欲しいCDがなかなかなくて正直がっくりしていた。ちょっと古いCDは売っていないし、西門で中古CDショップに行ったけどそこでも成果はなかった。ということで最後にもう一度ホテル近辺を探しに出る。光南大批發というCDショップでようやくそこそこの成果を挙げることができた。豬頭皮の「傲骨人生」や羅大佑のCDを購入。
 ホテルに戻り、荷造りをして就寝。次の日は朝5時にロビー集合。
 滞在中、ホテルの部屋では極力台湾のTV番組を見るようにした。MTVやニュースやバラエティー番組を見た。あとドラえもん等の日本アニメもやってたな。ドラえもんの吹き替えは何の違和感もなく大山ドラえもんだった。ニュースはやっぱり台風の話題が多かった。中部南部は結構被害が大きく死者も出ていた模様。

 ホテルでは大きなトラブル(セーフティボックスや荷物が荒らされて貴重品が無くなる、等)はなく済んだが、ビールの件も含めて細かいトラブルはあった。シャワーの出し方がわからないとかバスローブがないとかそういうの。日本語が通じるホテルでよかった。あと、外出するときは、どうでもいいもの(割引クーポンとかコンビニで買ったのど飴とか)はホテルの机の引き出しに入れて、衣類や電化製品は旅行ケースに詰めてカギをかけてクローゼットに置いておいた。

台湾旅行颱風篇

 朝起きてホテルで朝食をとる。外は雨。ただ、風はそんなに吹いていない模様。テレビを見ると、台風は朝5時頃に淡水(台北からMRTで30分くらいかかる河口の街)を抜けたらしい。台湾中部南部は台風の被害がものすごいことになっていたが、台北市内は普通に雨が降っているだけだった。
 さてどうしたものかと思っていたが結局予定通り故宮博物院に向かうことに。アクセス方法はタクシーか、MRTとバスの乗り継ぎの二択。ここは公共交通機関を選択。MRT士林駅で降り駅前のバス停に向かう。バスには系統番号が振ってあり、故宮行きのバスは何番系統かは事前に調べていた。たまたまいいタイミングでお目当てのバスが来たので乗り込む。バスには五人ぐらいしか客がおらず、しかも車内アナウンスが一切無いので不気味なほど静か。というか、現在どこのバス停に近づいているのかあるいは通り過ぎたのかがわからないので、これヤバくね?と思い始める。とりあえず人が降りるところに合わせて自分も降りる。降りたところは東呉大学前。故宮はまだ過ぎていなかった模様。しばらく同系統のバスを待つ。気づいたのだが、ここではバス停に立っているだけではバスは通過してしまうのでバスに乗りたければバスに向かってアピールをする必要がある。近づいてくるバスの系統番号を見て手を振って再度バスに乗り込む。どこでバスを降りるかはもう外の風景を見て判断するしかないのかと絶望的な気分になりかけたが、しばらく行くとあからさまなそれっぽい建物が見えてきて「國立故宮博物院」とデカデカとかかれたプレートがあった&偶然そこで降りる他の乗客(地元民っぽい)がいたこともあり事なきを得る。
 故宮は9時開館で私は9時半頃についた。雨がすごかったので外の動画も写真も撮らず(中は撮影禁止)。既にツアー団体客+そのガイドがたくさんいたが、時間が経つにつれてどんどん増えていく。展示エリアはだいたいどこに行っても日本人観光客+ガイドがいるので展示物の説明は嫌でも聞こえてくる。私は美的感覚も教養も持ち合わせていないのでブラブラ流し見をしただけだったのだがそれでもえらく時間がかかる。展示を見た後はショップに行き土産品の品定め。故宮のテーマ曲を林強が作曲しており、それ関係のCDなりDVDなりがないかなあと思ったが見あたらなかった。ここでは「綿のTシャツ買ってもどうせ着ないんだよなあ」と自制心が発動し、あまり買い物をしなかった。クリアファイルと携帯ストラップとサイフを購入。
 故宮を後にして、入口のロータリーでバスを待ち、系統番号を見つつ乗りこみ士林駅へ向かう。ここで乗ったバスはアナウンスもあり車内の表示もわかりやすく、問題なく乗ることができた。ただ、このバスは行きと違って先に料金を払うバスだったのに何もせずに乗り込んでしまった。運転手は何も言わず。自分の後に乗り込んでくる客がことごとく乗車時に料金を払っているのを見て気づく(台北のバスは乗車時払いと降車時払いの二通りあり、どちらのパターンかはバスに表示されている)。結局降りる時に「sorry」と言いつつ料金を払う(というか悠遊カードを読み取り機にかざす)。

 事前の予定ではこの後淡水に行く予定だったのだが、相変わらずの雨。どうしたものかと考えたが、明日行こうと思ってもどうせ行かないだろうということで結局淡水に向かうことに。淡水も当然のように雨であまり人もいない。店の集まった通りや川沿いを歩く。川は臭い。MRTで淡水から戻る時に、バカでかいネガティブキャンペーン看板が建物にあるのが車窓から見えた。
 このままMRT台北駅を超えて、公館駅で降りる。目の前が台湾大学。キャンパスの雰囲気や建物の古さや設備への金のかかりっぷりがまんま東京大学。売店で大学グッズを買うつもりだったのだがそういうベタなものが見つからずそのまま外へ。大学の向かいにある誠品書店や大衆唱片を冷やかす。お目当てのCDはまたも見つからず。ダメだな大衆唱片。
 そしてこの辺には緑林寮という同人ショップがあるので台湾の同人音楽があれば購入しようと思って行ってみるも残念ながら見あたらず。日本のコミックの中国語版や日本で売っているグッズや雑誌、日本アニメの同人誌等が売っていたが、台湾ならではのものはないかと思って店内を見ていたら、孫文の同人誌「國父的精義」(サークルさんのサイト)を見つけたので購入。内容はおそらく4コマギャグマンガ。ハーレーに乗った蒋介石とか。

 再びMRTに乗って西門駅で降りる。若者の街ということで確かに若い人が多い。萌萌動漫資訊館に行ってみるが、改装中らしくあまりモノが売っていなかった。日本製の東方同人CDが売られていた。
 一旦ホテルに戻り荷物を置いて、メイド喫茶Fatimaidに向かう。でもこの店がある台北地下街が今回泊まったホテルから行きづらいというかどう行けばいいのかがわかりづらい。MRTの地下駅から通じている筈なんだけど、どう行けばいいのかわからないので仕方なく地上から向かう。地上から行くのは歩行者が通れるところが意外に少ないのでそれはそれで大変。帰宅ラッシュ時の原付の多さ(乗用車より多い!信号待ちの車道を見ると、原付の群れの中に乗用車がポツポツとある感じ)に驚愕。あと大気汚染はおそらく日本よりひどいらしく喉が痛くなっていた。なんとかたどりつきFatimaidの店員さんは多少日本語のできる人もいるのでちょっと話す。涼宮ハルヒは中国語吹き替え版が放送された(?)らしいが吹き替えの評判が悪かったとかなんとか。余談だが、このお店はJR秋葉原駅の駅看板を模したものが入口に掲げられているのだが、「お茶の水」のローマ字表記がおかしかった。
 台北地下街はゲームやアニメDVDが売っている店もいくつかあるので、中国語吹き替えのアニメDVDがないか探す。音声は日本語のみというのが意外に多い。「原音重視」みたいなことが書いてあるシールが貼ってあるのは日本語音声のみだし、パッケージの裏を見れば吹き替えの有無がわかる。自分が見た限りでは、ドラえもん、こち亀、プリキュア、エウレカセブンが吹き替え有りだった。あとVCDが結構たくさん置いてある。
 そして行こうかどうか迷っていたのだが、MRTに乗って士林夜市へ向かう。といっても18:30頃に行って20時前には戻ってきた。買い物もせずにひととおり歩いて眺めただけ。160in1とかヘンなTシャツとか美味そうな食べ物とかたくさんあった。あと路上に出ている夜店を一斉に片付ける風景を見ることもできた(でも警察の姿は見えなかった)。

 部屋に戻ったら。冷蔵庫の中にある有料ビールが一本無くなっていた(請求書は無し)。いちいち本数は数えてなかったのでとりあえず放置。

台湾旅行出国入境篇

 今回は旅行代理店のツアーで行った。空港からホテル間の往復とホテルのチェックインは現地の添乗員に付き添って貰い、それ以外は終日自由行動というプラン。
 空港に行き、旅行代理店の窓口で日程表+パスポートを提示して、行きのチケット+帰りのチケット情報の書かれた紙を受け取る。次に国際線チェックインカウンターの航空会社の窓口に行き、パスポートとチケットを提示し、旅行ケースを預けて控えの半券(BAGGAGE CLAIM TAG)をもらう。チェックインは遅くとも出発時刻の90分前までに。
 国際線出発口を入り、セキュリティチェックを受け、パスポートとチケットを提示し出国審査を受ける。その後はビジネスコーナーの無料インターネットPCや軽食店で時間を潰す。出発30分前に搭乗口へ向かい、飛行機に乗り込む。
 今回搭乗した飛行機はエバー航空。機内食でビールが選べる。映画を観たりゲームをしたりして過ごす。フライト時間は2時間30分程度。入境登記表は事前に旅行会社に頼んで書いて貰っていた(有料)が、機内で用紙を受け取りその場で書くこともできる。記入はボールペン使用。
 桃園国際空港に到着。飛行機を降りたら空港建物の2階に出る。「入境」という文字を含む案内掲示に沿って進む。検疫はスルー。入境審査は台湾人用と外国人用で窓口が別れている(日本と同じ)ので注意。パスポートと入境登記表を提示。入境審査を受けたら1階に降り、荷物を受け取る。台湾に持ち込んではいけないものを捜査するために職員が犬を連れていた。税関審査台のある出口を通って外に出る。預けた荷物の控えの半券(BAGGAGE CLAIM TAG)は回収されなかった。

 税関審査台を出てすぐのところ(と入境審査に行く前)に台湾銀行の両替所があるのでそこで日本円を台湾ドルに両替する。両替時の控えは出境時の再両替に必要となることがあるらしい。因みに、日本で両替するよりはここで両替したほうがいい。というか日本国内(日本の空港内含む)の台湾ドルへの両替はぼったくり過ぎ。
 空港ロビーで現地ガイドの人と合流。タクシー(?)で空港から台北市内のホテルへ移動。タクシーで移動中に、両替済ませたかどうか聞かれる。事前にネットで見た話では、ガイドさん経由でも両替ができるらしいのだが、どの程度のレートでどのように両替するかは不明。台湾の紹介と注意事項、ガイドさんの連絡先と帰りの待ち合わせ場所・時間について説明を受ける。建物はおおむね古く密集しており、街全体が雑然とした印象。途中でビンロウ売りの女性が待機している小屋を見かける。
 40~50分かけて、夕方に台北市内のホテルに到着。ガイドさん経由でチェックイン。パスポートを提示。チェックイン後ガイドさんと別れ、ホテル従業員に部屋へ案内される。今回のツアーは、出発35日前以前に申し込んだのでホテルの部屋のグレードがアップするという旅行代理店のふれこみだったが、このホテルの大部分は一番安いグレードの部屋で占められており、実際一番安いグレードの部屋だった。まあこのホテルは設備の新旧や善し悪しにバラつきがあるらしいのだが。私にあてがわれた部屋はよく整備されており清潔だったのだが、窓からの眺めは最悪(というかビルの裏側)だったので終始窓とカーテンを閉め切って過ごした。部屋に一応セーフティーボックス(無料)が付いている部屋だったが、このボックスはその気になれば持ち上げられる程度の大きさで不安をおぼえる。

 荷物を置いて、少額の現金を持って外出。考えてみれば、海外旅行自体が二回目で、しかも一人で海外に行くのは初めてなのでかなり恐かった。まずは、MRTやバスに乗るのに便利な悠遊カードを購入。次に大衆唱片というCDショップへ行く。CDタイトルが書いてある紙を見せてCDがあるか英語で問い合わせるが、ちょっとでも古いCDは置いてなかった。結局置いてあった最新の1枚だけ購入。その後持ち帰りもできる食堂(?)へ行きチャーハンを買って、コンビニで台湾のビールを買ってホテルに引き返す。この日は台風が接近していたので予定していた士林夜市にはいかず、ホテル付近をうろつくのみにとどめ夜は部屋で大人しく休む。
 日が暮れるにつれて雨が降り出してくる。テレビのニュースによれば台風は次の日の早朝に台北付近を通り過ぎる模様。
 そういえば夜0時くらいに寝ている時、部屋の電話が鳴っていたように記憶している(目が覚めてあーなんだろうと思っていたら切れた)んだがあれは何だったのだろう?